SUGI'S MOT BLOG

Apple TVが届いて数日、まだレビューというには早いけど、ちょこっと思ったことを書いておこうと思います。こんな感じで自分が買った、気になった商品やサービスについての記録を残すことで顧客視点や気づきの能力を養っていこうと思います。

まずApple TVがどんな商品かについては、あちこちにレビュー記事があるんだけど、一番簡潔に説明しているのは、やはり本家Appleのサイトだと思うので、まずはそちらを見てください。「全てが新しいApple TV」以下4行読めば、どんな商品でどんなメリットがあるのかが分かり易く書かれています。Appleの様に新商品が買い手にとってどんなメリットがあるのか、トップページの目立つ位置に簡潔に書かれた商品のWebSiteってなかなか無いですよね。実はこの当たり前のことが難しいんだなきっと。
例えば、SHARPガラパゴスのWeb Site。トップページのヘッドラインは「進化する知的メディア、GALAPAGOS誕生」って書いてあるんだけど、何も知らない人が見たら、だから何？メリットは？となって、知的好奇心はそがれて、これ以上知りたいってならないよね。たまたまSHARPの例を上げたけど、こういう目で見てみると、こんな例は結構簡単に見つかるんだな。

商品の大きさはこんな感じ。比較対象は一世代前のiPod Touchです。

前置きが長くなったけどここからが本題です。

自分のニーズ：
　平日仕事後や休日、思い立った時に手軽に映画を見てリラックスしたい。

購入時比較対象：
　Apple TV：8,800円～
　SONY PLAYSTATION 3：29,990円～
　アクトビラ対応HDD搭載Blu-rayディスクレコーダー：約60,000円～

使ってみた感想：
　Webブラウジングができない、映像出力がHDMI端子1ヶしかない、HDDがない、入力端子がLAN1ヶしかない、フルHDでない（720p）、リモコンのボタンが少ない等、比較対象に比べれば無い無いづくしだけど、その割り切りから、設置場所に困らないコンパクトなデザイン、説明書いらずの超簡単セットアップとスマートな操作性、DVDに比べれば十分高画質な720pで無線LAN環境にもやさしいし、HDDが無いので中身を整理する手間も必要無し、そもそもストリーミングで映画見れればBlu-Ray再生できる必要無いしね。さらに自宅PCのiTunesライブラリやiPod Toch、iPhoneと連携して使うとなんだかちょっと未来（感性的価値？）を感じたりと機能を割り切ったことによって価格の安さ以上の恩恵を感じて満足度高し。

iTunesのIDが必要なんで、PCやクレジットカードは必要だけど、まぁアクトビラやPlaystationStoreもカードが必要だろうから同じか。もう、アクトビラ対応機器やプレステ3持ってる人はわざわざ買う必要はないかもしれないけど、これからBlu-rayプレーヤー購入を考えてる人にはいいかも。
今は先発アクトビラやPlayStationStoreの方がタイトル多そうだけど、今後数も増えてくるだろうし、iTunesとの連携で他にも色々できるようになりそうな予感。そのうちアメリカみたいにTV番組の配信も始まるかもしれないしね。そうしたらもう地デジアンテナやHDD録画も不要か？あの訳の分からんB-CASカードともおさらばか？（そもそも何であんな会社が必要なんだ？）。あと、PCだとわざわざ見ないようなビデオPodcastの使い勝手が良くなったのが予想外に良かったかな。しかし、日本発のアクトビラってほんとに開いてんのか？って感じだけど。日本人としてはもう少し日本のメーカーにがんばってもらいたいところ。

MOTを学ぶエンジニアとしては、アメリカで数年前に発売した初代Apple TVは不発だったけど、それから高機能路線に行かずに、iTunesやiPhoneなんかとの連携を強化しつつ機能を絞って出してくるセンスは見習いたい。Playstation3とか意識しようものなら、全然違う商品になってたはず。さらに、自社開発A4プロセッサあっての2代目Apple TVだから単純に廉価版て訳じゃ無いところがミソか。Appleがどこまでクローズドプラットフォーム路線でいけるのか今後も要注目。個人的にはポリシーとしてはオープンの方が好きだけど、使い勝手、デザインが良くて価格がそこそこなら、どっちでもいいのが本音かな。そもそも身の回りに置く物はそれなりに統一感が欲しいしね。（この辺はまだモノへのこだわりがあるのかな？）

ステーブ・ジョブズのApple TV Keynote


とまあこんな感じでレビューを書いてみましたが、今後、形式はちょっとづつ書きながら固めていこうと思います。続くかな？